メディカルルーツ: 理事長挨拶

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NPOメディカル・ルーツは3月25日に認可・登記され活動を開始致しました。

このNPOは、実際に移植治療を経験した患者やその家族がこれから移植治療を受けようとする患者やその家族に、経験をお話する事でお役に立てるのではないかと考え移植患者とその家族が中心となって設立しました。

生体肝移植の場合は、自分の愛する近親者の健康な身体を傷つける治療ですので、肝臓を貰う側のレシピエント患者の迷いや悩みも複雑です。 また、臓器を提供する側のドナーも、自分の肝臓の一部を取ってしまってもその後は大丈夫なのか? など悩みはその人その家族により様々です。もちろん医師から医学的見地に立った話は聞けますが、実際の経験者の話は有益な情報になると思います。

臓器移植手術が、自分の事になるのは想像すらしていないのが 普通で、医師からまさに最後の治療手段としての移植手術について話を受けた際は、不安と困惑で頭が真っ白になってしまうと思います。そのような悩みの中で溺れそうになっている時、実際に手術を受けた人たちの話しが聞きたいと思うのは当然でしょう。

しかし、移植経験者の話を聞きたくても誰が移植経験者なのか探すことは困難です。また、個人情報の厳しい管理により、同病院内でも患者同志の横のつながりは難しく、まして他医療施設との患者同志の関わり合いは稀有です。

2014年秋には肝移植を行う肝臓病・消化器病の専門病院が神戸のポートアイランドに開院する予定です。

このKIFMEC(神戸国際フロンティア・メディカルセンター 院長:田中紘一医師)病院では、今後国内外の患者に移植治療が多くなされてゆきますので、ますます、支援を必要とする患者・家族が多くなります。

本法人は、国内外の患者家族の支援や相互の交流、情報の開示を通じて市民の皆様との協働を実現し、お役に立つことを目的としています。

また、移植体験を持つ方々のネットワークの構築と、移植研究をされる研究者の支援も視野にいれています。

是非、個人・団体・法人の方々に賛助会員になって頂き、私たちの活動をご支援いただき、

助かる命をあなたの手で支えて下さることを期待いたします。

 

特定非営利活動法人メディカルルーツ

理事長 蛭田位行