KIFMEC病院問題で患者から疑問点の声!

Posted by on 5月 16, 2015 in ブログ | 0 comments

「KIFMEC病院問題で患者から疑問点の声!」

私ども奇跡の生命を与えられた“移植患者”は、今回の一連の報道について、ある種の悪意さえ感じる大きな疑問を抱きました。今回、神戸先端医療産業(医療特区)の一環として、独自にオープンした国際フロンテイアメデイカルセンター(KIFMEC病院)に対して、強い中傷・誹謗の類いと思わざるを得ない報道ぶりは、最も至難な生体肝移植手術が、他の外科手術に比較して、際立って高度な医療技術を使う事実を無視しており、一般的な手術と同様な医療として報道することは、まるで誤解か無知か判かりません。全く不思議なニュースとして取材源の出所や指摘された未確認の事実ばかりと思われます。このような報道は、今後も継続される「生体臓器移植」に関して、ある種の偏見に結びつく恐れが出てくるなど、日々、“生命を脅かされている患者側”には深刻な事態と受け止めております。

仮に同病院側に移植手術による過失があったような医療ミスや一連の報道ニュースで指摘された事実は、本当に起こっているのか、誰がこのような医療情報を確認したのか、全く疑問だらけのように感じます。この世界的な高い医療技術にある日本の医療体制で、もしも、田中院長ら医師側に過失につながる医療体制があったならば、どんな形にせよ医師団を相手に批難し、裁判所へ持ち込むこともあり得るのに、これまで患者や家族から非難し、公的に訴えて来た事実は出ておりません。

当然、その背景には、我々の多くは、「移植以外に助かる見込みがない」という必死な状況で、今、唯一、“奇跡の生命”を取り戻す方法こそ、この世界に誇る「生体臓器移植」だったのです。シカゴ在住の中村祐輔教授は、「仮に1%でも助けられる患者さんを前に、私どもは、その可能性を賭けて躊躇なく、自分の子供を助けるように“生体肝移植”を行うだろう」と言われています。

誰でも家族の移植成功率がゼロに近い状況のなかで、その可能性がゼロでない限り、出来るだけ手術のチャンスを受ける姿勢には変わりないだろう。また、他の医療機関では「死亡が回避できる」という指摘は、むしろその数カ月後に「100%の死を意味する」という事実を前に、真実を追う報道人はどのように反論出来るのだろうか。

どの患者や家族たちも、田中院長はじめ、同病院スタッフが「大切な家族の“最後の守り手”」であり、仮に1%でも助かる可能性があれば、年齢や病気の重さに関係なく、「この病院で手術して欲しい」と願う声が出るのは、当然なことです。他人の死をもてあそぶような報道ぶりには、中村医師も「他人に考え方を押し付けるつもりはないが、自分の家族の生きる権利を妨げる情報は止めて欲しい」と無責任な姿勢ぶりを訴えています。

これまでに、”最後の砦”として移植手術に挑んだ各家族にとって、何年経っても当時の真剣な祈りにも近い“手術の成否に賭けた願い”を決して忘れておりません。このため、国内外に関わらず最新の医療機関である神戸のKIFMEC病院の存在は、まさに生命のプレゼントを得る“最後の機会”であり、安易に医療不信をあおるような報道姿勢には、怒りさえ覚えます。

確かに、このところ、内視鏡検査で多くの死者が出た大病院で起こった医療事故の報道が数多く取り上げられている中で、同じ医療技術レベル問題として混合させるような誤解や不信感を煽るニュース記事は、まさに興味本位で報道されることを意味しており、私ども患者側には、全く納得が行かないことばかりと言えます。

確かに、ご指摘を受けた医療体制の不備については、同病院側でも各医師の絶対数を確保したり、総合的な看護体制など速やかなに万全な医療管理体制を見直すと共に、ポートアイランド内の他の地域病院との連携を深める措置を取るように改善される方針です。我々は、今回の報道陣には、こうした医療体制の再整備方針と改善策を静かに見守って頂きたい、と願う患者の率直な声を忘れない事を切にお願い申し上げます。

 ポートアイランド絆の会 ( 患者代表 )、NPO法人メディカルルーツ理事長:蛭田位行

文責:亀永孝義(NPO法人メデイカルルーツ・副理事長)

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