KIFMEC病院の閉院に関して:NPO法人メディカルルーツの見解

Posted by on 6月 6, 2016 in お役立ち | 0 comments

KIFMEC病院の閉院に関して

 

神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC病院)が閉院した事に際し、NPO法人メディカルルーツとして我々の意見を述べたい思います。

KIFMEC病院は、一昨年の11月に開院し、一年足らずの9月には生体肝移植手術を停止し、今年の4月には閉院となってしまいました。

KIFMEC病院は、移植手術でしか生き永らえない患者やその家族の希望の光でした。確かに不幸にして術後亡くなられた患者もいましたが、移植手術を受けた事、手術を受け生き永らえるチャンスをもらった事に感謝こそすれ、病院や医師に対し苦情や後悔を言っている方はおられませんでした。

逆に、他の病院では成功率が低いから適応外だと断られ、やっと話を聞きいれてもらえるKIFMEC病院に出会い手術を待ち望んでいた人々の希望の光を吹き消してしまいました。

閉院したのは、一部の新聞で揶揄に近い偏向した報道や、人気のNHK番組でも生体肝移植手術を否定したいゲストのみを招いて番組を制作したり、真実を知らない一般の人々の誤解を招きKIFMEC病院から患者を遠ざけ手術や診療を止めざるを得なくなった事に起因します。

また学会からは、医学界の権力争いにしか見えないKIFMEC病院の足を引っ張る行動ばかりでした。

一連の経緯の中で置き去りにされたのは、『患者の生きる希望と家族の願い』でした。

患者は、手術を受ける貴重な病院を奪われてしまいました。とりわけ胆道閉鎖症の子供達で、移植手術でしか助からない病状の子供達が命を繋げる機会も狭められてしまいました。

NPO法人メディカルルーツは、移植を受けた患者やその家族、また移植治療を考えている人の力になるために設立しました。

KIFMEC病院が無くなってしまった事は残念でなりませんが、私どもはこれからも移植経験者でしか伝えられない情報を患者やその家族に寄り添いながら発信し続けて行きたいと考えています。

 

特定非営利活動法人メディカルルーツ

理事長 蛭田位行

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