KIFMEC病院のロゴが消えました

Posted by on 3月 18, 2017 in ブログ | 0 comments

IMG_7809

かつてKIFMEC病院の建物に、輝いていたロゴマークが3月初めに消えました。本当に残念です。KIFMEC病院の運営に携わっていた病院関係者の無念が伝わってきます。

そして神戸大学医学部付属「国際がん医療・研究センター」の大きなロゴに変わり、2017年4月開院に向けた動きが始まっています。

2014年11月に開院した専門病院のKIFMEC病院は、わずかの期間存在しただけでその名を消し去りました。多くの方々から祝福を受けてポートアイランドのホテルでのお披露目からわずか1年余りで閉院に追い込まれようとはだれもが予想していなかった。多くの肝臓疾患の患者さんにとって希望の病院であったのが、その光を失いました。どのような状態の患者さんでも受け入れようとの強い思いが、結果的に災いしたのかも知れません。多くの患者さんが待ちに待った施設であっただけに、残念と言わざるを得ません。多くの助かる命も助けられない、無念の結果だと言わざるを得ません。

メディアの報道は常に一方的で、患者家族に寄り添った報道ではありませんでした。大学病院が拒否した患者さんにとって、藁をもすがる思いでKIFMEC病院に望みを託した、その結果助かる人もいれば助からない人もいる、患者家族からは誰も病院を非難する人はいませんでしたが、手術後無くなる方の数だけが報道の対象となり、独り歩きして世の中に流布されたこと、メディアの力の恐ろしさを感じます。

本来中立であるべきNHKまでもが、クローズアップ現代で、そもそも生体肝移植のそのものがダメだとの主張を繰り返してきた人を番組のコメンテータとして取り上げ、患者家族の意見をくみ取る報道をしなかったことは致命的です。患者家族からの聞き取りも行って情報はしっかり取っていたにも関わらず、それが報道されなかった、最初から生体肝移植は正しくないとのシナリオありきの報道姿勢に対して、抗議を行いましたが正しい反応はありませんでした。その後クローズアップ現代は、視聴者からの多くの指摘で、不適切な報道の姿勢が批判され番組を終了しました。

今も多くの肝臓疾患の患者さんが苦しんでいます。生体肝移植はその苦しみを解決できる一つの手段です。その道を閉ざすことは、助かる命を見捨てることになると思います。生体肝移植が出来なければ、今のところ脳死の方からの臓器移植しか救う手立てはありませんが、国内において脳死からの臓器移植は極少数であり、待ちきれない方々が苦しい思いでおられる事、これが事実です。メディアはどのようにその責任を取れるのでしょうか。明らかにしてほしいものです。

 

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です