移植手術を受けた患者家族向けの調理実習を行いました。

Posted by on 2月 23, 2015 in イベント, 活動報告 | 0 comments

生体肝移植手術を受けた患者さんとそのご家族に向けて、調理実習を行いました。

P1000798 移植手術を受けた後、患者さんは拒絶反応を防ぐために免疫抑制剤  を服用します。そのため、外部から感染しやすい状態になり、日常のふとしたことでも大事に至る可能性があります。したがって、食べ物にも注意をする必要があります。
実際に移植手術を経験された三宅ご夫妻によると、「術後三ヶ月は、加熱調理した材料を使うこと、煮沸された加熱食を取ることが必要であり、調理器具も熱湯消毒を施すことが原則です。室内の衛生面では、例えば部屋の植木を除き、空気清浄機の設置や、カビの発生を抑えるために、壁や天井の壁紙を業者に依頼して取り替えました」
そこで、術後の家庭における食事や調理の理解を深めるために、NPO法人メディカルルーツの活動の一環として、1月15日にKIFMEC病院の厚意で施設をお借りし、三宅さんご夫婦の協力で、患者家族向けに調理実習を行いました。
今回は、インドネシアから4家族19名が参加しました。通訳のヘルダさんと一緒に、事前に試食していただいた料理の中から好評だった、チキンのロールキャベツとバターライスオムレツを作りました。
日本とインドネシアでは包丁で皮を剥く方向が違うため、お互いが相手の皮むきを見て、怖い怖いと盛り上がるなど文化交流も深める事ができました。また、食器の熱湯による煮沸消毒や食材の洗い方等、重要なことを一人一人に体験していただきました。
食後は、調理や移植に関する質問タイムを設けました。移植に対する不安や分からないことなど、元気なお姿の三宅ご夫妻を見て多くの質問が飛びかいました。参加者の方は、「自分たちにとってはとても大切、そして幸せな時間だった」と、満足していただきました。

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後日、「実際に衛生環境を工夫・徹底されている家が見たい」という参加者の要望から、1月25日に三宅さんご夫妻の自宅にも見学会を実施しました。食材食器への注意はもちろん、家電や小物に至るまで、様々なアイディアや工夫を見て、見学に参加された皆さんは興味津々のご様子でした。また、畳や家具といった日本の生活文化にふれることができ、大変楽しかったと喜ばれていました。

NPO法人メディカルルーツは、今後もこのような活動を通じて、生体肝移植の患者家族の皆様を応援する活動を行って行きます。

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