プロフェッショナル仕事の流儀「家族に未来を取り戻す~移植外科医笠原群生」が放映されました

Posted by on 8月 27, 2017 in 未分類 | 0 comments

7月10日夜のプロフェッショナル仕事の流儀「家族に未来を取り戻す~移植外科医笠原群生」が放映されました。国立成育医療研究センター臓器移植センターのセンター長である笠原先生の移植に対する取り組みを紹介した番組であった。

そしてNHKは、7月21日の深夜には再放送を、さらに8月15日の昼番組で再々放映を行うほどの手厚い報道を行った。生体肝移植が家族にとってどれだけ有難いものか、それを実現できる笠原先生の素晴らしさ、命を得た子供たち家族の喜び、そしてリスクを冒して実施したがうまく行かなかった時の真摯な先生の苦悩を見事にとらえている、素晴らしい出来のドキュメタリー番組であった。

KIFMEC病院の報道では、田中紘一先生の生体肝移植そのものを否定する有識者をわざわざ番組に呼んで、あたかも生体肝移植が悪いとの表現を垂れ流させていたクローズアップ現代での報道姿勢とは、今回の報道は全く異なっていた。NHK内部の良心がこの変化をもたらしたものかどうかは解らないが、好ましい報道姿勢だと評価できる。報道は偏ったものであってはならない、A論があればB論がありどれが正しいかは難しいが、相手を抹殺するような報道がまかり通ることは許されない。相手の立場、今回では当事者である患者・家族、医療者の取材を通して、生体肝移植で助かる命があることを丁寧に取材報道しているところに意義がある。

笠原先生の手術の成功率は91%、うまく行く人とうまく行かない人が存在する。うまく行かなかった場合にはその結果を真摯に受け止め、さらに症例に合わせて改善するたゆまぬ努力を怠らない謙虚な姿勢が素晴らしい。

KIFMEC病院はすでに閉院して元には戻らないが、全国には日夜研鑽を積んでおられる移植の先生方がおられる。今回のNKHの報道はこのような先生方に勇気を与えてくれる効果があると思う。KIFMEC病院で大きなダメージを受けた生体肝移植の外科の先生方に大きな力となることは間違いがない。国内での生体肝移植は、まだまだ実施される場所がある。患者・家族は決してあきらめることなく、希望を与えてくれる先生方を探して、命の継承を行って欲しい。

今回のNHKの報道は移植手術でしか命を長らえることの出来ない患者家族にとって大きな希望の灯の様に思える。

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